「LiV2O4の重い電子系的な振る舞いについて」
上田 和夫 氏

Jan 24, 2003


講演題目: LiV2O4の重い電子系的な振る舞いについて
講 師 : 上田 和夫 氏
     (東京大学物性研・教授)
日 時 : 平成15年1月24日 (金) 16:00-
場 所 : 北海道大学大学院理学研究科物理学専攻 大学院講義室 理学部2号館(2-11号室)

要 旨 :
   幾何学的なフラストレーションのある典型的な格子構造として、正四面体が頂点を共有して三次元的なネットワークを構成したパイロクロア格子がある。この構造をもつ物質としては、スピネル、パイロクロアなどがある。
  LiV2O4はスピネル化合物であるが、遷移金属化合物であるにもかかわらず、重い電子系的な振る舞いが観測されて注目を集めている。このコロキウムでは、この重い電子系的振る舞いを、パイロクロア格子上におけるt2g遍歴電子系として理解しようとする最近の試みについて議論する。

世話人  北 孝文
(kita@phys.sci.hokudai.ac.jp)
北海道大学大学院理学研究科

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