「神の粒子、ヒッグスの発見」
波場直之

Jul 13, 2012


物理学会北海道支部講演会・第172回エンレイソウの会共催
講演題目: 「神の粒子、ヒッグスの発見」
講師: 波場 直之

  北大理学研究院素粒子論研究室・教授

日 時 : 平成24年7月13日(金) 18:30-19:20
場 所 : 北海道大学理学部5号館大講堂(5号館2階03室)

要 旨 :
テレビや新聞でニュースになりましたが、7月4日、欧州合同 原子核研究所(CERN、スイス)は、世の中の最も基本的な粒子の 一つで、物に重さ(質量)を与える「神の粒子」とも呼ばれる「ヒッ グス粒子」とみられる新粒子の発見を発表しました。ヒッグス粒子は、 現代物理学を支える「標準理論」が予言しながら見つかっていない唯 一の粒子で、新粒子がヒッグス粒子と確認されれば、標準理論の完成 となります。物質の究極の姿と基本法則を探る素粒子物理学は、アイ ンシュタインの相対性理論とハイゼンベルクらの量子力学を土台に発 展して、日本も湯川秀樹、朝永振一郎、南部陽一郎、小林誠、益川敏 英の各氏らが大きく貢献してきました。この講演では、「標準理論」や 「ヒッグス粒子」の本質を分かりやすく解説いたします。

世話人  羽部 朝男
(habe@astro1.sci.hokudai.ac.jp)
北海道大学大学院理学研究院物理部門

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